来年以降の電王戦

もしなんでもありなら、羽生さんに1年休んでもらって第3回将棋電王リーグの覇者と4or6or8番勝負をやって欲しいと思う。

ただこれは色々な面で難しいのかなと思う。

 

現実的な案としては、電王戦出場者トーナメントを毎週土曜日(又は日曜日)に開催して欲しい。

ポイントとしては非公式戦のエントリー制で持ち時間は電王戦と同じルール。優勝者は将棋電王トーナメント(本当はリーグ戦+リーグ戦1位2位の100番以上の番勝負が理想だが興業的に無理だろう)の優勝ソフトと対局する。

毎週土曜日のトーナメントは当然ニコ生で放送して、非公式戦を理由に解説にはソフトの読み筋もガンガン入れていく。また、エントリーした棋士(+過去の電王戦出場者+渡辺明2冠+清水市代女流六段)のみに解説をする権利を与える。

優勝者とソフトの番勝負は4番で行い、どちらかが3連勝の場合は香落ちで4局目を行う(6番でも良いけどどちらかが5連勝してしまうとちょっとね…)。

 

こんな感じで良いと思います。

全員が同じ条件で参加できるなら羽生さんが最強だし見てみたいと思うけど、同一条件にはならないと思う。

この案なら電王戦出場者に文句のつけようがないし、この条件で勝ち上がった棋士が4連敗するようであれば電王戦を止めても文句は出ないんじゃないのかな?それとも羽生さんの投了姿を見るまでは駄目なのかな?その辺の感覚は私にはわからない。

 

Twitterを見ていると次回以降はタイトルホルダーを出して…と言うリクエストが多いけど、タイトルホルダーって本当に忙しい訳で、対ソフトとした際に適任かと言うとそうとも思えない。

それよりは俺にやらせろ!!!ってタイプの人に対局してもらった方が勝率が良さそうだし、仮にエントリー時点の知名度が低くてもトーナメントを行っていく過程で知名度も上がるし、見ている人も感情移入できるんじゃないのかな?

 

人間の強さが成熟期に入ったと思われる(大山十五世名人と羽生さんのどっちが強いって話が成立する)のに対して、ソフトが未だに成長期のままでプロ棋士上位と五分(2014年春時点。ソースは菅井さんの練習対局の結果)の現状を考えると、人間とソフトの対局が成立する時間はもうそんなに残っていないと思っています。

 

チェスやオセロの人間対ソフトの歴史を見ても100点満点ではなかった(オセロに至っては黒歴史扱い)ので、将棋も100点は難しいとは思いますが人間対将棋ソフトの約40年の歴史がある程度満足できる形で終わればと思います。